12月のこども食堂は「ABCまつり」です。
ーフェリーチェの会でABCまつりが始まった経緯ー
ちょっと古い話になりますが、2016年の秋、山形大学工学部の学生のみなさんとのイベント企画のミーティングの中で一人の学生からこんな提案が出されました。
「米沢の味ABCという話を聞きますが、A(Apple)のリンゴはまだしも、B(Beef)の米沢牛は高価すぎるし、C(Carp)の米沢鯉の料理はあえて買おうという気にならないので、米沢で学ぶ大学生は在学中にだれも米沢の味ABCを口にすることなく卒業してしまいます。すごくもったいないと思うので市民の方の知恵と力をお借りして、米沢の味ABCをリーズナブルに味わうことができるイベントを開催してはどうでしょうか」
この提案を受けてさっそく、極楽麦酒本舗を会場として、ABCを味わう会を行い、学生を中心として16名が一同に会しました。折詰の中にはアップルパイ、米沢牛のすき焼き風、鯉の洗い(刺身)、鯉のフレークを和えた混ぜご飯などがアレンジされました。米沢牛も鯉料理も確かに高価なので大学生が普通に口にすることは難しいのです。価格設定は1300円でしたので、もしかしたら会社は赤字だったのではないでしょうか。第1回ABCまつりは極楽麦酒本舗のサービス精神で実現したと言っても過言ではないかも知れません。
さて、このようにして始まった「ABCまつり」。今回のメニューは、アップルパイ、米沢牛芋煮、鯉の洗い、鯉フレークごはんでした。参加者は小学生9人、保護者7人、大学生含む運営スタッフ9人の計25人。
今回は初めて留学生の参加がありました。中国のトウカイデンさん、バングラデシュのサイフルさんの2名です。サイフルさんはハラル食という制約があるため、芋煮のハラルバージョン(牛肉でなくハラル鶏肉)、鯉のうま煮のタレには酒が使用されているため、タレで炊き込んだご飯ではなく、白ご飯に鯉フレークを混ぜたもの、とハラル対応食を2品追加しました。
芋煮の里芋は南原石垣町の鈴木さんの畑で収穫したものを寄付していただいたのですが、とても柔らかくで大好評でした。アップルパイ、鯉フレークご飯、鯉の洗いももちろんおいしくいただきました。
それと、今回は八幡原工業団地にある「インテグリス・ジャパン株式会社」さんから寄付の申し出があり、クリスマス用お菓子パックをプレゼントしていただきました。ありがとうございました!
フェリーチェこども食堂の参加費は、6月のさくらんぼ狩り、7月の海の日ツアーを除く月はこどもも大人も一人100円なのですが、楽しく遊んでおいしく食べて、お持ち帰りも毎回ですので、もっともっと多くのみなさんに体験していただきたいです。
記:事務局T
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次回の子ども食堂は…
1月12日(日)松川コミュニティセンターにて、午前10時~餅つきをやります!
これまで一度も参加したことのない方ももちろん大歓迎です。このホームページでも受付いたしますのでこの機会にぜひご参加ください。
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